わたしたちの目標は、ささやかで何気ない日常を送っていただくためのお手伝いをすること。今、地域の中で訪問看護を必要としている方は、高齢者や難病の方、がん患者さんだけではありません。超低体重児であったり、発達障害児であったり、医療的ケアの必要な児・統合失調症の方もいます。けれど、こうした小児や精神疾患をもつ人々の、地域での生活を支える訪問看護ステーションが足りていません。
その理由は、特別で専門的な知識や経験が必要だと考えるステーションが多いからです。地域の中に訪問看護を必要とするこうした方々がいるのならば、知識や経験がないからと断るのではなく、自分たちが一生懸命学ぶことで、受け入れていきたい。地域に根差した訪問看護ステーションとして、その都度学び、生活に寄り添い、共に困難を経験し、乗り越え成長していく訪問看護ステーションでありたいと、わたしたちは考えています。